洗える着物 高級呉服 七五三レンタル 着付け          着物クリニック の 和となごみ かみや です。

 

このページはきものや着付けに関する事について
ジャンルを問わず、不定期ですが追加していきます。
また、皆さんの知りたい事、疑問に思うことなどにも
出来る限りお答えしたいと思います。

TVチャンピオン全国着物通選手権上位入賞!?
の店長がお答します。

疑問・ご質問・ご相談は  こちらまで 些細な事でもご遠慮なくどうぞ!!

 洋服で生活する時間の長い現代人にとって、きものを着ることは、特別なことですよね。でも、昔の人は、毎日きものを着ていたんですよ。毎日着ていたから、慣れていただろうし、自分なりにどうしたら早く簡単に着れるか工夫していただろうし…。
 洋服にも普段着や礼装があるように、きものにも格があります。洋服でも、例装の装いは堅苦しいように、きものも礼装になればなるほど、堅苦しいのです。つまり、女性が大人になってほぼはじめて着るきもの“振袖”が、一般のきものの中で、一番着るのが難しく、重く、苦しいのです。
 成人式で、振袖を着て、苦しくて、「こんなに苦しいなら、もう2度ときものなんて着るもんか!!」なんて、思っている方、かなりいるんじゃないかなぁ…。
どんな事に気をつけたら、少しでも楽にきものが着れるのでしょうか?
私が気をつけているのは、“体型補正”です。実はきものを着るのに理想的な体型は、“ずん胴”なんです。今の人達は、とってもスタイルがいい!!だから、くびれたウエストをタオルなどで、埋めちゃうんです!すると、理想的なずん胴になり、その補正の上に紐を締めるので、苦しくない。と、一石二鳥なんですよ。(季節によっては、補正が汗も取ってくれるので、一石三鳥です。)
 また、紐をやたらきつく締めないってことも気をつけています。
締めなきゃいけない紐は締めるけど、そうでない紐は、それなりに!?締めます。だって、きつく締めて、ご飯が食べられないんじゃ、つらいでしょ?
 先日、着付けの試験があったんだけど、その時の審査の先生(とっても有名な先生)が,おっしゃっていた言葉です。「結婚式に出かけられるお客様をお着付けするのに、ぎゅうぎゅう締めてしまって、お食事が食べられないようでは、いけませんよ。今の結婚式のお食事は、結構高いですからね。必要なところは締め、そうでないところはそんなにしめなくていいんです。どこをどうしたらいいかは、ご自分で着ていればわかるはずです。」まさに、そのとおりだと思います。
洋服の時って、下着を付けてますよね?最近では、補正下着も出回ってますよね。ブラジャーで寄せて上げて、ガードルでおなかを押さえて、ヒップアップ。さらに、ボディスーツやウエストニッパーで、ウエストのくびれを作る。つまり、洋服を着るためによりかっこいい体型にする。
 きものでも同じです!きものを着るためにかっこいい体型にするんです。それが、“ずん胴”です。着付けの仕事をやらせてもらっていて感じたことは、一人一人の体型は、みーんな違うってことです。では、どうしたらいいのか?ごくごく簡単な方法は…
 まず、ごく普通のタオルを3枚ご用意下さい。(プラス腰紐1本ね)
1枚は、細長く半分に折ります。
2枚目は細長く3分の1に折り、1枚目の上に重ねてのせます。
3枚目は長辺を半分に折り、もう一度半分に折ります。(4分の1にします)
 付け方は、まず3枚目をヒップの上のくぼんだ部分に当てます。(せんたくばさみか、クリップで止めておいてね)次に、1枚目と2枚目を重ねたものを、2枚目がウエストの細い部分にはまるように前から後にまわします。(体型によっては、重なっちゃう人もあれば、足らない人もあります)それを腰紐で押さえちゃいます。
 さっきも書いたけど、体型は人によって違うから、これでは足らない人、多い人あると思うけど、今まで補正したことなかった人も、今度きものを着る機会があったら、一度だまされたと思って、やってみてください。きっと、今までとはちょっと違った何かが感じられるんじゃないかな!?

●きもののまめ知識その2

   
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